ディスパッチングルール切り替え型スケジューリングシステムに関する研究

電気通信大学大学院機械制御工学専攻 岡田 拓朗


概要 - 詳細はこちら(準備中)

近年の生産形態は、大量生産の時代から多品種少量生産の時代へと移り変って きている。このような時代では、変化に迅速に対応できる仕組みやリードタイ ムの短縮などが要求される。この要求を満すためには効率的な生産を行なう必 要があり、生産スケジューリングは重要な要素となる。

多品種少量生産が可能である生産システムとしては、 複数の工作機械、産業用ロボット、無人搬送車、自動倉庫などから構成される、 Flexible Manufacturing System(以下、FMS)が知られている。 FMSの工程スケジューリングにおいて実用的に用いられている手法は、 選択対象の優先度を計算しその値が高い対象 を割り付けるディスパッチングルールによる手法が一般的である。 対象モデルとしては、一つの工程は一つの機械でし か実行されず、一つのジョブは各工程機械に一度づつ処理される、といった 制約があるのが一般的である。またスケジューリング方法をそのモデルに依存 している。しかし、実際の生産においてそのような制約があるとは限らない。

本論文ではより現実的に近いFMSのモデルとして一つの工程を処理できる機械が 複数あり、またそれぞれにおいてその処理時間に差があるようなモデル(以下、 フレキシブルジョブショップ)を対象とした。 このフレキシブルジョブショップに対応可能なディスパッチ ングルールを提案し、さらなる拡張として機械のアイドルを考慮しディ スパッチングルールの拡張を行なった。各提案とも計算機によるシミュレー ションによりその有効性を確認した。 この結果を用いて本研究のメインテーマである ディスパッチングルール切り替え型スケジューリングシステムの開発を行なった。 本システムにより スケジューリングに用いるディスパッチングルールを工場の状態に よって動的に切り替えることによってより様々な大きさの問題に柔軟に対応で きることが可能になった。またシステムの有効性について計算機によるシミュ レーションよりその有効性を確認している。 また本スケジューリングシステムの完全な自律化の実現には 知識ベースシステムの利用が有効であること について論じ、シミュレーション結果よりその必要要素について言及し、 今後のシステムの発展についての考察を行なった。

発表実績


Last Update: Mar 8, 2004

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