卒業研究を希望する皆さんへ


私の研究室はどの学科にも所属していません。 ですから逆に、どの学科からでも同じように卒研所属することができます。 興味を持たれた方は早めにコンタクトを取って下さい。
なお、 学科ごとに所属研究室を決める時期が異なりますので、 学科によっては 自分の学科の卒研所属を決める時期まで待っていると、 時期的に完全に遅れをとってしまう可能性もあります。 御注意下さい。

【連絡先】

興味を持った方は、まずは mail でアポイントメントをとって、 私のところへ話をしに来て下さい。
もちろん、現在所属している卒研生に相談して下さっても結構です。

教官室
西3号館 315号室 ( 3階 )
Mail Address
takata@cc.uec.ac.jp
WWW Home Page
http://www.tl.cc.uec.ac.jp/~takata/
学生室
西3号館 406号室 ( 4階 )

【研究の概要】

現在、私はモノを作る機械を互いに協力しながら動作させるための、 「分散型機器制御用基盤システム」に関する研究を行なっています。 ネットワークに接続された生産機器制御システムが互いに共同して、 工程などの監視を行なったり生産設備などを知的に制御したり できるようにするシステムを考える研究です。

この基盤システムそのものや、 それと一緒に使用するクライアント・アプリケーションの試作・開発、 更にそれらのアプリケーション・システムをどのように作れば 効率の良いシステム構築が可能になるか、 あるいは一般の利用者が便利に使う事ができるかを、 卒業研究の学生さんと一緒に考えてみたいと思います。
また、更に進んだシステムを手掛けてみたい方には、 サーバ・システムそのものの改良や高速化からはじまって 「FA用汎用プログラミング言語インタプリタの開発」などというものに至る、 もっとずっとマニアックなメニューも用意してあります。

一方、計算機で実際に何か動くものを制御してみたいという方も歓迎です。 大体、制御なんていうものは、 何か目に見えるモノがウナリをあげて動いたりしてくれないと、 面白くもなんともないものなのです。 (と、私は信じています。)

このように、 UNIX や X Window System,Network Programming などに興味のある方、 計算機で機械を動かしてみたい方などを、広く全ての学科から募ります。
なお、できれば C や perl 等の言語でプログラミングができる方、 そして計算機をいじるのが大好きな方を歓迎します。 (これは私が楽をできるかも知れないから。(^_^))

しかし一番大切なのは、やる気がある方であることと、 楽しみながら自主的に研究をやってくれる方である事。 そんな人であればどんな方でもOK、 研究室に入ってから必要な基礎を勉強して研究を始めてくれて結構です。 (好きな事ならちょっとくらい辛くっても大丈夫でしょ?)


【研究室での輪講・ゼミなどの概要】

自分の研究の発表や興味を持った論文の講読、 研究を行なう上で知識として知っておいた方が良い事柄など、 週に二回程度、行ないます。 自分たちが勉強したいと思うテーマを、どんどん提案して下さい。
今までの実績:

また、研究室で行なう輪講の他に、 研究室の諸君が自分の学科の仲間達と離れて寂しい思いをしなくて済むように、 各学科の研究室と一緒に輪講などを行なうことができるようにしています。

けして楽な事ではないでしょうが、 自分の知的好奇心を満足させるためです。 是非頑張って下さい。


【研究題目の候補と各テーマの概要】 ( 1997 年度版 )

今のところ以下のようなテーマを考えていますが、 あくまで私が「こんなテーマでやってもらえるとありがたい」といった程度のもので、 各人が希望する研究テーマがあれば相談に乗ります。
私は誰が何と言おうとも、研究というのは 「研究する本人がやりたい事、興味のある事を対象とするのが一番」だと信じていますので、 是非各自で魅力的なアイディアを用意して私の所に売り込みに来て下さい。

また、私の研究室への所属を希望する人に対しては、 研究室の所属を確定する前に各自が一年間にわたって充分没頭できそうなテーマを、 本人と私との相談である程度決めてしまいたいと思います。
もちろん勉強をしていく過程で、 もっと面白い研究テーマを発見できた場合にはそちらの方に変更してもかまいません。 最初に決めるテーマというのは、この研究室でカバーできる研究の範囲の中に、 研究をする人自身が興味を持ってやって行ける研究テーマが 少なくとも一つは存在しているという事を、 研究室に所属する段階からお互いに確認して納得しておきたいということ、 そして実際に勉強を始める時の手がかりとしたいという趣旨で行なっているものです。

「分散型機器制御用基盤システムの汎用アプリケーションに関する研究」
およそどんなシステムにも必要とされる、 デバックやシミュレーション、あるいはシーケンス制御などのための ユーティリティ・システムについて、 どんなものが用意されていれば仕事の効率が良くなって使いやすそうか、 を考察して試作してください。

「分散型機器制御用基盤システムでのメッセージ・プロトコルに関する研究」
分散型機器制御用基盤システムの上で動く複数のプログラム同士の間で情報交換をする時、 どのような手順で行なえば良いか、 そのためのプログラムにはどのような『決まり文句』が現れるか、 それをどのように表現すればプログラムを読みやすくする事ができるか、 を考察して試作してください。

「分散型機器制御用基盤システムでのプログラミング・スタイルに関する研究」
ひとつひとつのプログラムをいろいろな場面で繰り返し利用できるようにするためには、 どのようにプログラムを書けば良いか、 基盤システムにはどんな事ができなければならないか、 それを補助するためにはどんなプログラムが用意されていれば楽ができるか、 を考察して試作してください。

「自動搬送台車の経路制御・走行制御に関する研究」
これは、分散型機器制御用基盤システム上での、 一つのアプリケーション・パッケージの開発になります。
自動化生産システムの中核をなす事が予想される無人の搬送車について、 どうすれば効率良く作業を行なわせる事ができるか、 どのようにすれば衝突せずに走らることができるか、 を考察して試作してください。
また、システムを評価するために、鉄道模型を使った実験も行なっています。

「FMS のプロセス・シミュレータに関する研究」
自動化生産システムは、予めスケジュールを作る事無く、 その瞬間瞬間で最適と判断される事を行なっていくシステムであり、 その挙動がどのようなものになるかを予想するのには困難が伴います。
挙動を予測するために、あるいは どのような知識に基づいてシステムを運用すれば良いかを評価するために、 どのようなシミュレーションができなければいけないか、 を考察して試作してください。


【学生諸君に望むこと】

この研究室でやっている事に、 本当に興味を持てる人だけに所属して欲しいと思います。 私は皆さんの希望をできるだけ実現できるように努力します。 ですから、皆さんは自分のやりたい事や実現したい事をはっきり持って、 自主的に研究を行ない、自己主張して戴きたいと思います。

学校に来るのが好きでない人、 4年になったら遊ぼうと思っている人、 研究をやるのが楽しいとは思えない人、 あるいは 言われた事しかする気は無いよという人 などには、全くお薦め致しません ( と言うより、できません ) 。 上記に該当する方々は、 御自分に合った研究室をお探し下さい。


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